みなさんおはようございます。
あおぞらクリニック眼科 形成外科 副院長の鶴田優希です！
はじめに
形成外科の診療は多岐にわたり、日々様々なご相談をいただいております。
数としては美容皮膚科・美容外科の内容が多いのですが
当院では形成外科の保険診療での手術をおこなうこともたくさんあります💡
特に多いのが、皮膚・皮下腫瘍として数の多い「粉瘤」や「脂肪腫」切除の手術です。
今回はこの２つについてできる原因や治療法、手術について説明していきます。
形成外科とは？
世間的には形成外科と整形外科を間違えて認識されているかたも多く、
当院にも「関節が痛い」などの内容でご予約が入ってしまうことがあります。
簡単に説明すると整形外科は骨や筋肉を扱う科であるのに対し
形成外科は皮膚や皮下腫瘍に対する手術や治療をおこなうことが多いです。
たとえば、今日のブログのタイトルにした粉瘤や脂肪腫の切除とか、皮膚に出来た大きなイボやほくろを取る手術は形成外科。
当院では他にも形成外科の保険診療の手術として眼瞼下垂の手術を頻繁におこなっております。
また、やけどの治療、大きな切り傷に対して縫合するなども形成外科の領域になります✨
粉瘤ってどんなもの？
粉瘤とは、皮脂や老廃物が皮膚内にたまって次第に大きくなる良性の腫瘍です。アテロームと呼ばれることもあります。
皮膚の組織の中にこうした老廃物を包む袋ができてしまい、触ると固いしこりを感じます。
袋の上の皮膚が盛り上がっており、その中央付近に毛包の開口部である黒い点が見える場合があり、そこから独特の臭いにおいが漏れてくることがあります。
通常痛みや赤いは生じませんが、粉瘤が感染を起こすと痛みや腫れが生じ、場合によっては排膿の処置が必要となります。
脂肪腫ってどんなもの？
一方、「脂肪腫」も皮膚の良性腫瘍ですが、これは言葉の通りその内容物が「老廃物」ではなく「脂肪」です。
身体の各あらゆる部位にみられるものですが、特に背部や肩、頸部などに生じやすく、次いで
上腕、臀部、大腿などの四肢の、体幹に近い側に多くみられます。
顔面や頭皮、足などにも生じることがありますが頻度は比較的まれです。
大きさは数mm程度のかなり小さなものから、直径10cm以上に及ぶ大きなものまでさまざまです。
当院での皮膚・皮下腫瘍の手術
当院ではこれらのような皮膚良性腫瘍の手術を多数おこなっております。
必要に応じて切除前に画像診断が可能な板橋区の近隣施設をご紹介したり、実際に切除した組織を病理検査に提出して病理学的な診断をおこなっております。
その他の皮膚腫瘍
当院で扱っている皮膚腫瘍は、このような粉瘤や脂肪腫の他にも
- ほくろ
- 脂漏性角化症（ふくらみのあるシミ）
- 黄色腫
などの治療をおこなっております。その大きさや状態によっては切除の手術ではなくレーザー治療をご案内する場合もあります。
より小さな傷跡で、お体への負担をおさえた治療をご案内いたします。
皮膚腫瘍切除術の実際
粉瘤でも脂肪腫でも、まずは診察に来ていただき手術適応があれば手術の日程を決めさせていただきます。
当日は眼科手術と同様、日帰りで手術をおこないます。よほど大きな腫瘍でなければ30分程度で終了する場合が多いです。
また、ほとんどの場合皮膚表面を細い糸で縫うため、粉瘤や脂肪腫切除の術後1週間くらいのタイミングで抜糸のためにご来院いただきます。
手術は最初の局所麻酔のみお注射の痛みがありますが、その後は痛みなくおこないますのでご安心くださいね😊
まとめ～板橋区で粉瘤や脂肪腫の手術なら当院へ～
最後まで記事を読んで下さりありがとうございました！
皮膚腫瘍切除は形成外科の大切な一分野です。皮膚科の専門の医院でもこうした手術をおこなっているかもしれませんが
形成外科医として手術の経験が豊富ですので、より傷をきれいに、スムーズに正確に、痛みをおさえて手術をおこなうことが可能です。
「できものが出来たけどなんだかわからない」というかた、「皮膚のできものを取ってもらいたい」というかた
ぜひ当院へご相談くださいね。
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