みなさんこんにちは。あおぞらクリニック眼科 形成外科 副院長の鶴田優希です。
「いつのまにか頬にシミが増えてしまった」
「昔からそばかすがコンプレックス」
「顔のくすみのせいで血色悪く見えてしまう」
シミに関するお悩みはとても多く、美容皮膚科ではシミ取りのご相談を日々たくさんいただいています。
今回の記事ではシミのメカニズムや種類、そしてシミ取りレーザーなどの治療についてわかりやすく説明していきます。
シミが出来るメカニズム
私たちにとって身近なお悩みである「シミ」ですが、みなさんはシミができる原因をご存じですか?
シミの形成には、皮膚の一番表面にある層である「表皮」が関与しています。
表皮には「ケラチノサイト」とか「メラノサイト」という細胞がありますが、日焼けなどの刺激が加わることでこのメラノサイトがメラニンという色素を作り出します。
これがケラチノサイトに受け渡され皮膚の表面に出てくることで「シミ」と認識されるのです。
皮膚にとって、この「シミを作る働き」は紫外線に対する防御反応なのです😲
シミの種類を簡単に説明します
”シミ取りをしたい”と言っても、そのシミにはかなりたくさんの種類があります。
ものによっては医師でも判別が難しく、先生によって言うことが違う!ということも実際のシミ治療の現場ではよくあります。
みなさんがご自分でもシミの種類をある程度見極められるよう、項目別に特徴を書いていきます。
シミの種類①老人性色素斑
「老人性シミ」とか「日光性色素斑」などと呼ばれることもあります。
主に紫外線や老化が原因で、お顔や首・手の甲などの日光が当たりやすい部分にできやすいですが、ときに腕太ももやふくらはぎなどの日があまり当たらない部分にも生じます。
シミ取り治療によって取れやすいタイプのしみですが、原因がはっきりしておらず再発しやすいという特徴があります。
シミの種類②肝斑
「肝斑」というシミの種類について耳にしたことがある方は多いと思います。
これは上記の老人性色素斑というシミとは雰囲気が異なり、「頬の左右に対象に生じる、もやもやとしたくすみのような色むら」というイメージです。
はっきりした原因は不明ですが、紫外線や擦ることによる刺激・ホルモンバランスの変化・ストレス・不適切なレーザー照射などの様々な要因によって悪化するくすみのようなシミです。
このタイプのシミは下まぶたキワのエリアを避けて生じることが多く、メガネの跡とかサングラス焼けのように見えることもあります。
シミの種類③そばかす
10代やそれ以下の若いかたにも生じる頬全体の細かいシミをそばかすと言いますが、医学用語では「雀卵斑」と言います。
このタイプのシミは、老人性色素斑と違って遅くても思春期くらいまでには生じていることが多く、遺伝する傾向があるといわれています。
紫外線や妊娠などのホルモンの変化により悪化することがあります。
お顔の頬の上のほうからお鼻にかけてみられることが多く、茶色で数ミリ大の小さなシミが左右対称に多発します。
シミの種類④老人性いぼ・ふくらみのあるシミ
老人性色素斑に似ているけど明らかにふくらみがあるシミはこのタイプ。
医学用語では「脂漏性角化症」と呼ばれ、こめかみやフェイスラインに生じることが多いです。
老人性色素斑に比べると年齢層が高く、50代以降で生じる場合が多いです。
そのほかのシミの種類
ここまでに記載したものが頻度の高いシミの種類ですが、他にも様々なシミがあります。
- 炎症後色素沈着(PIH):ニキビ跡やレーザー治療の跡がシミのように見えるもの。
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):通常のシミよりも皮膚の深いところに色素が生じ、細かいアザのように見えるシミ。
- 扁平母斑(茶色いアザ)
それぞれのシミの種類によって適切な治療は異なります。次の項目で、シミ取り治療について書いていきます!
シミ取り治療をご紹介~安くきれいにシミを治すには~
①シミ取りレーザー
シミ取り治療として想像しやすいのが、レーザーによるシミ治療です。
当院では「QスイッチYAGレーザー」を用いてシミ取りをおこないます。
瞬間的に高いピークパワーのレーザー光を発振する装置です。 メラニン色素に吸収の高い波長のレーザーを使用することでしみ・あざを破壊することができます。
径1mm程度までの小さくて平坦なもののみ、ほくろ治療に対しても用いることができます。
②フォト(IPL)によるシミ治療
「フォトフェイシャル」という言葉で聞いたことがあるというかたもいるかもしれません。
実は筆者が一番好んで自分自身でも受けているシミ取り治療のひとつです✨
メラニンという茶色い色素を直接壊していくレーザー治療とは異なり、メラニンを含む表皮を光と熱の作用により変性させ、ターンオーバーを早めることで追い出していく治療です。
レーザー治療のようなダウンタイムはなく、テープを貼る必要もありません。お肌に大きな負担をかけずに表面近くのしみやくすみを、少しずつ薄くきれいにしていきます。
しみやくすみに対する効果だけでなく、熱作用により皮膚表面のはりを出し、きめを整える効果もあります。
月に一度程度、定期的に照射をおこなっていくことで長期的な肌のアンチエイジング効果を得ることができます!
③そのほかのシミ治療
シミ取りの治療としては上に記載したフォトやレーザーが定番ですが、シミの種類によってはそのほかのお治療をおすすめする場合もございます。
たとえば肝斑に対しては「美容内服(→ブログ記事はこちら)」や「レーザートーニング」をおすすめすることがあります。
脂漏性角化症というイボのようなシミに対してはCO2レーザーという特殊なレーザーによって表面のふくらみを取る処置をおこないます。
まとめ~板橋でシミ取りなら当院へ~
ここまで読んでくださりありがとうございます!当院では皆様のシミの状態をしっかり診察したうえで最適かつお安いシミ取り治療をご案内いたします。
男女、年齢かかわらずぜひみなさんお気軽にご相談くださいね✨
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